
ビジネスメールでうっかり送信ミスをしてしまった——そんな経験は誰にでもあります。
大切なのは、ミスそのものよりも「その後の対応」です。
メールを再送するときにどんな言葉を添えるかで、あなたの印象は大きく変わります。
この記事では、届かなかった場合・添付忘れ・誤送信など、よくあるケース別にすぐ使える例文をまとめました。
さらに、件名の付け方やお詫びの言葉選び、印象を良くするポイントまで丁寧に解説。
「どう書けば失礼にならないか?」と迷ったときに、安心して使える完全ガイドです。
メール再送時のお詫びとは?基本マナーと考え方

ビジネスのやり取りでは、メールの送信ミスや送付漏れは誰にでも起こり得ます。
大切なのは、ミス自体よりも「どのように対応するか」です。
この章では、メール再送時のお詫びの基本と、信頼を損なわない考え方を整理します。
再送メールとは?送る目的と使い分け
再送メールとは、一度送信したメールに不備や漏れがあった場合に、正しい内容を改めて送るメールのことです。
再送の目的は「相手に正しい情報を届けること」と「誠意を示すこと」です。
単なる再送ではなく、相手の立場に配慮した文面を意識することで、印象を保つことができます。
| 再送の理由 | 目的 | 文面のポイント |
|---|---|---|
| 届いていなかった | 正確な送信 | 「届いていなかったため再送いたします」 |
| 添付忘れ | 不足補足 | 「添付漏れがございましたため再送いたします」 |
| 誤送信 | 訂正 | 「誤送信をお詫びし、正しい内容をお送りいたします」 |
お詫びが必要な主なシーン5選
再送メールには、単に情報を送り直すだけでなく、「お詫び」を添える必要があります。
以下のようなケースでは、必ず一言お詫びを入れるのがマナーです。
- 相手にメールが届いていなかったとき
- 添付ファイルを忘れたとき
- 内容に誤りがあったとき
- 宛先を間違えて送ってしまったとき
- 返信漏れ・対応が遅れたとき
「ミスを素直に認め、誠実に対応する」ことが信頼を守る最も確実な方法です。
失礼にならない再送の基本マナー
再送メールでは、焦って書くと失礼な印象を与えることがあります。
ポイントは、落ち着いたトーンで、シンプルかつ丁寧にまとめることです。
| マナー項目 | 良い例 | 避けたい例 |
|---|---|---|
| 件名 | 【再送】○○の件について | 再送です! |
| お詫び文 | お手数をおかけし申し訳ございません。 | すみません! |
| 締めの言葉 | 何卒よろしくお願いいたします。 | よろしくです! |
再送時は「短く、丁寧に、誠実に」が基本三原則です。
相手への気遣いを一文に込めるだけで、印象が大きく変わります。
状況別「メール再送時のお詫び」例文集【短文&フルバージョン付き】

この章では、実際のビジネス現場で使える「再送メール+お詫び文」の例文を紹介します。
すぐに使える短文テンプレートと、丁寧に書きたい方向けのフルバージョンの両方を掲載しています。
状況に合わせてコピペ・アレンジできる構成になっています。
① メールが届いていなかったとき
相手から「届いていない」と連絡をもらった際は、まずお詫びし、再送の旨を明確に伝えましょう。
| タイプ | 例文 |
|---|---|
| 短文テンプレート | 先日お送りしたメールが届いていなかったとのことで、改めて再送いたします。お手数をおかけし申し訳ございません。 |
| フルバージョン | 件名:【再送】○○の件について
○○株式会社 △△様 いつもお世話になっております。株式会社□□の山田です。 お手数をおかけしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。 敬具 |
② 添付ファイルを忘れたとき
添付忘れはよくあるミスですが、正直に伝えることで誠実さが伝わります。
| タイプ | 例文 |
|---|---|
| 短文テンプレート | 先ほどのメールに添付ファイルを失念しておりました。資料を添付のうえ、再送いたします。申し訳ございません。 |
| フルバージョン | 件名:【再送】資料添付の件
○○株式会社 △△様 お世話になっております。株式会社□□の山田です。 ご確認のほど、何卒よろしくお願いいたします。 敬具 |
③ 誤送信・内容訂正をしたとき
誤送信は信頼に関わるため、冷静で丁寧な言葉を選びましょう。
| タイプ | 例文 |
|---|---|
| 短文テンプレート | 先ほどお送りしたメールに誤りがありました。お詫び申し上げるとともに、正しい内容を再送いたします。 |
| フルバージョン | 件名:【修正版再送】○○のご案内
○○株式会社 △△様 平素よりお世話になっております。株式会社□□の山田です。 修正版を下記の通り再送させていただきます。 ご確認のほどよろしくお願いいたします。 敬具 |
④ 返信漏れ・対応遅れをしたとき
返信が遅れてしまった場合は、理由よりも「お詫びと迅速な対応」が大切です。
| タイプ | 例文 |
|---|---|
| 短文テンプレート | ご返信が遅くなり申し訳ございません。改めてご連絡いたします。 |
| フルバージョン | 件名:【再送】ご返信の件
○○株式会社 △△様 いつもお世話になっております。株式会社□□の山田です。 ご確認のほど、何卒よろしくお願いいたします。 敬具 |
⑤ 上司・取引先など目上の人へ送るとき
社内外問わず、目上の方には特に丁寧な文面を心がけましょう。
| タイプ | 例文 |
|---|---|
| 短文テンプレート | 先ほどのメールに不備があり、改めて送付いたします。ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。 |
| フルバージョン | 件名:【再送】ご連絡内容の修正について
○○部 △△部長 お疲れ様でございます。株式会社□□の山田です。 修正版を改めて送付させていただきますので、ご確認いただけますと幸いです。 今後は再発防止に努めてまいります。 何卒よろしくお願いいたします。 敬具 |
例文はそのまま使える構成にしていますが、社風や関係性に合わせて語調を調整するのがおすすめです。
【完全テンプレート】お詫びメールの書き方と文面構成

この章では、「メール再送+お詫び文」を正しく書くための構成とテンプレートを紹介します。
どんなシーンでも応用できる基本の型を押さえておけば、慌てずに対応できます。
件名・本文・締めの3ステップを覚えることが、信頼されるメール対応の第一歩です。
件名のつけ方とNGワード一覧
件名は相手が最初に目にする部分です。内容が一目でわかるように書くのが基本です。
「再送」や「修正版」といったキーワードを入れると、状況がすぐに伝わります。
| 目的 | おすすめ件名 | 避けたい件名 |
|---|---|---|
| 再送時 | 【再送】○○の件について | もう一度送ります! |
| 修正版送付 | 【修正版再送】○○のご案内 | すみません、間違えました! |
| 添付忘れ | 【添付追加】資料再送の件 | ファイル入れ忘れました! |
件名に感情的な表現や「!」を使うのはNGです。
シンプルで事実が伝わる件名こそ、相手への配慮が感じられます。
本文テンプレート(お詫び+再送理由+結び)
本文は「お詫び」「再送理由」「締めの言葉」の3要素で構成します。
以下のテンプレートを使えば、どんな再送メールも自然で丁寧にまとまります。
| 構成要素 | テンプレート例 |
|---|---|
| ①お詫び | 先ほどのメールに不備があり、大変申し訳ございません。 |
| ②再送理由 | 正しい内容を改めてお送りいたします。 |
| ③締め | お手数をおかけしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。 |
これを組み合わせると、以下のように自然なメール文が作れます。
▼基本テンプレート全文
件名:【再送】○○の件について
○○株式会社 △△様
いつもお世話になっております。株式会社□□の山田です。
先ほどのメールに不備があり、大変申し訳ございません。
正しい内容を改めてお送りいたします。
お手数をおかけしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
敬具
「なぜ再送するのか」を一文で伝えるだけで、相手の混乱を防げます。
フルバージョン文例:すぐ使える再送メール5選
ここでは、状況別に使える汎用フル文例をまとめました。
| シーン | フル文例 |
|---|---|
| ①届かなかった場合 | 件名:【再送】ご連絡内容の再送について
○○株式会社 △△様 いつもお世話になっております。株式会社□□の山田です。 ご確認のほど、よろしくお願いいたします。 敬具 |
| ②添付忘れ | 件名:【再送】資料添付の件
○○株式会社 △△様 先ほどのメールに添付ファイルが抜けておりました。 お手数ですがご確認のほどお願いいたします。 敬具 |
| ③内容訂正 | 件名:【修正版再送】○○のご案内
○○株式会社 △△様 いつもお世話になっております。株式会社□□の山田です。 今後は再発防止に努めてまいります。 何卒よろしくお願いいたします。 敬具 |
| ④返信遅れ | 件名:【再送】ご返信の件
○○株式会社 △△様 ご返信が遅くなりまして申し訳ございません。 ご確認のほど、何卒よろしくお願いいたします。 敬具 |
| ⑤目上の方へ | 件名:【再送】修正内容のご報告
○○部 △△部長 お疲れ様でございます。株式会社□□の山田です。 修正版を改めてお送りいたしますので、ご確認いただけますと幸いです。 今後は同様のことがないよう、細心の注意を払ってまいります。 敬具 |
テンプレートを基に、自分の職場に合わせた語調に変えるだけで「即戦力」になります。
印象を良くする再送メールのコツと注意点

再送メールは、内容が正しくても「印象」で損をしてしまうことがあります。
この章では、相手に誠意が伝わり、信頼を保てる再送メールのコツと注意点を解説します。
たった一文のトーンや言葉選びで、あなたの印象は大きく変わります。
焦って送らない!落ち着いたトーンで書く
ミスに気づくとすぐに送り直したくなりますが、焦って書いたメールは文面が雑になりがちです。
誤字脱字や再度のミスがあると、かえって信頼を損なってしまいます。
深呼吸して内容を見直し、落ち着いた文面で送ることが大切です。
| 悪い例 | 良い例 |
|---|---|
| すみませんでした!急いで再送します! | 先ほどのメールに不備がありましたので、改めて送付いたします。お手数をおかけし申し訳ございません。 |
| 届いてないみたいなので送り直します! | 先日お送りしたメールが届いていなかったようですので、再送いたします。 |
焦りが見える表現は避け、「落ち着き」と「誠実さ」を意識しましょう。
言い訳をしないシンプルな文章にする
再送理由を説明する際に、「システムトラブルで…」「送信エラーが出て…」などと長々書くのは避けましょう。
相手は原因よりも「再送された正しい情報」を求めています。
短く、誠実に、必要なことだけ伝えるのが鉄則です。
| NG表現 | 改善例 |
|---|---|
| メールサーバーの不具合が発生しまして… | 先ほどのメールが正常に送信されていなかったようです。改めて再送いたします。 |
| パソコンの調子が悪くて… | 一部内容が送信できていなかったため、再送させていただきます。 |
再送の目的は「原因説明」ではなく「誠実な対応の提示」です。
送信後のチェックポイント(再ミス防止策)
再送後に「また添付が抜けていた」「宛先が違っていた」となると、信頼をさらに損ないます。
送信前に、以下のチェックリストを必ず確認しましょう。
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 件名 | 「再送」や「修正版」などが明記されているか |
| 宛先 | 正しいアドレスに送っているか |
| 本文 | お詫び・再送理由・締めの3要素があるか |
| 添付ファイル | 正しい資料が添付されているか |
| 署名 | 最新の情報が入っているか |
一度送る前に10秒確認するだけで、信頼は確実に守れます。
「慌てず、丁寧に、確認してから送る」——それが理想の再送対応です。
再送対応で信頼を高める3つの方法

メールの再送は「失敗のフォロー」と思われがちですが、実は信頼を築くチャンスでもあります。
誠実な対応を見せることで、相手に「丁寧で責任感のある人」という印象を残せます。
謝るだけでなく、“信頼を得る行動”に変えることが、できる社会人のメール術です。
誠実な一文が相手の印象を変える
メールの印象は、言葉の選び方一つで大きく変わります。
「申し訳ございません」だけでなく、相手を気遣う一文を加えると、より柔らかく丁寧な印象になります。
| 目的 | おすすめフレーズ |
|---|---|
| 感謝を伝える | ご連絡いただきありがとうございます。 |
| 気遣いを見せる | お忙しい中恐れ入りますが、ご確認いただけますと幸いです。 |
| 誠意を示す | 今後はこのようなことのないよう、注意してまいります。 |
お詫び+感謝+配慮の3要素を入れると、心のこもったメールになります。
再発防止を伝えるスマートな表現
再発防止の言葉を添えると、相手に「本気で対応している」と伝わります。
ただし、堅苦しくなりすぎないように、自然なトーンで入れるのがポイントです。
| 状況 | おすすめの一文 |
|---|---|
| 添付漏れ | 今後は送信前に再確認を徹底いたします。 |
| 誤送信 | 今後は内容を十分確認のうえ送信いたします。 |
| 返信遅れ | 今後は迅速に対応できるよう努めてまいります。 |
再発防止の姿勢を示すことで、ミスを信頼に変えることができます。
謝罪を「信頼構築の機会」に変える方法
お詫びメールは、単なるミスの修正ではなく、相手との関係をより良くするチャンスです。
誠実に対応することで、「この人はしっかりしている」と感じてもらえます。
| ポイント | 実践例 |
|---|---|
| 対応の早さ | ミスに気づいたら、すぐにお詫びと再送を行う。 |
| 文面の丁寧さ | 謝罪と正しい情報を簡潔に伝える。 |
| その後の行動 | 再発防止や確認体制を整える旨を添える。 |
謝罪で終わる人と、信頼を築く人の違いは「その後の一言」にあります。
丁寧に謝り、再発防止を誓うことで、相手の心に「安心感」を残すことができます。
まとめ!お詫びと再送の誠意が信頼を守る
メールの再送は、誰にでも起こり得る小さなミスのフォローです。
しかし、その対応一つで「信頼を失う」か「信頼を深める」かが決まります。
誠実にお詫びし、丁寧に再送する姿勢こそが、社会人としての信頼を守る最善の方法です。
この記事のまとめポイント
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 1. 再送時はお詫びを添える | 「申し訳ございません」「お手数をおかけします」の一文で誠意が伝わる。 |
| 2. 件名で状況を明確に | 「【再送】」「【修正版】」などを入れて相手が混乱しないようにする。 |
| 3. 文面は短く、丁寧に | 言い訳をせず、簡潔で読みやすい構成にする。 |
| 4. 再送前に確認を徹底 | 宛先・添付・本文の3点を送信前にチェックする。 |
| 5. 信頼構築の機会に変える | 「再発防止」や「感謝の言葉」で印象を良くする。 |
ビジネスメールでは、完璧さよりも「誠実な対応」が評価されます。
どんなに小さなミスでも、すぐに正直に対応すれば、それは信頼につながります。
謝罪と再送を通じて、相手への敬意と責任感を伝えること。

それが、ビジネスで長く信頼される人の共通点です。


